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高校生の英語勉強法

更新日:10月8日


英語の勉強は何をやっている?と聞くと多くの高校生は、学校のリーディングと文法のテキストを進めて、あとは速読英単語やシステム英単語などの単語帳を自分で進めていると答えます。

多くは、塾や学校の勉強で手一杯で、言われるがままに課題をこなしているといったところでしょうか。しかし、このような勉強法で使える英語力が身につくのでしょうか?

ここでいう使える英語力とは、どんな文でも読みこなせる、また今後社会に出た時に話せるようになる英語を意味しますが、以下の3点について述べていきます。


  1. リーディングについて

  2. 文法について

  3. 単語について


1)リーディングについて

多くの生徒は実際上教科書の重要部分を暗記し、試験に臨んでいるというのが現状です。学校の先生の中にはきちんと文構造を説明するプリントを作ってくれて、丁寧に教えようという努力が見られる方も見受けられますが、一人一人にまで気を配ることまではできていないので、正確に訳す技術が伝わっていません。

名門校に通っている生徒でも基本的な訳し方を知らないことが多々あります。

基本的な訳し方とは、文頭から意味を取っていく訳し方ですが、それをしないことには、読めるようにならないし、話せるようにもならないことは明らかです。またカンマがついただけで混乱する、andを見た時に何と何をつなげば良いのか考えないなどの基本もできていないことがよく見られます。

短い文を正確に訳す練習こそがリーディングの勉強に不可欠で、文が読めないと嘆いている高校生は、基礎英文問題精講(旺文社)等の構文解説があるテキストを使ってみて下さい。



2)文法について

文法は、本来英訳や和訳のために存在しているはずですが、多くの学校や塾では一つのジャンルとして英訳や和訳と離れて出題されています。

もちろん基本的な文法事項をテストすることは十分に意味がありますが、今ではあまり見かけないlest~ shouldや no sooner ~thanを使った書き換え問題を出題して、いたずらに高校生に負担をかけています。

大学入試では英文法を出題する量が以前に比べて減っていますので、マーチレベル以上を目指す生徒はあまり文法に時間をかけすぎないことが肝要です。その時間は英文を丁寧に訳す練習に充ててください。


3)単語について

単語が大変重要なことに間違いはありません。ただ、それを覚えるには、単語単体ではなく、フレーズで覚えるようにして下さい。英文そのものを覚えてしまうのが一番ですが、それには時間がかかり過ぎる可能性があります。システム英単語はミニマルフレーズがあります。速読英単語は文の中で単語を覚えさせる仕組みですので、記憶に残りやすいメリットがあります。いずれにせよ将来使える英語力をつけるにはフレーズをたくさん知っておくことです。

私が社会人生徒におこなっているのは、TOEIC対策として「金のフレーズ」というテキストを和文から英文に直す練習です。もちろんすぐには覚えられませんが、何回も繰り返していくうちに、様々な表現を覚えることができるようになっています。高校生でも同じことです。

将来英語を使うのに必要だという意識で和文から英文へ、を行ってみて下さい。




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