来月中旬は期末テストです。
中学3年生にとっては特に大事なテストです。なぜなら上位校以外はは推薦入試が普通になっている現在、まずは学校の成績を上げることが最大の目標となるからです。
テストの点数を上げることはさほど難しいわけではありません。
学校準拠のワークを使用して同じ問題でよいので繰り返し解くこと、他人に説明できるくらいに解きこんでいくことがコツです。そのためには解答を読んで理解する力が必要です。大手塾などで説明を受けるだけではなかなか定着しません。当塾のような個別指導塾では、できない問題の類題を与えて実際に理解度を試していきますが、それでも多くの時間は家で勉強をするわけですから、自分で問題解決する力を養うことが必要なのです。
学校準拠ワークは市販されているものは問題数が少ないので、学校から配布されたもの以外であれば文理から販売されている必修テキストが内容が充実して良いと思います。ただこれは市販されていませんので、塾を通じて購入していただくことになります。
<各科目の勉強の仕方>
国語は題材が限定されていますので当然出題内容も限定されており、準拠問題集を行うことが有効であることはもちろんです。当塾では2冊の準拠問題集を用いて、試験範囲を網羅するようにしています。また、漢字の配点が意外に高い学校もありますので、知識問題は落とさないようにすることが肝心です。
理科や社会も範囲が決まっている以上出題傾向は似たものになります。ただ、理科は計算が絡んでくる場合はきちんとした理解が必要ですので、市販の問題集などで類題を確実にできるようにしておけばよいでしょう。計算問題が不安な人は少なくとも知識問題は取るという方針で進めてください。
英語は準拠問題集のほかに、教科書本文を和文から英文に直すことができるように暗記することが必要です。これは将来の英語学習にも役立ちます。丸暗記ではなく、いくつかのパーツに分けて文の構造を意識することで、将来複雑な英文を読む基礎を作ることができるのです。それによって並べ替え問題や単語熟語の問題にも対応できます。
数学は学校のテストでは意外に定義関係だったり基礎的な問題が出ますので、そういったものも載っている必修テキストを行っておくと良いと思います。なければ学校で配布したテキストのそのあたりの問題にも目を通しておいてください。また証明問題が苦手な人が多いですが、穴埋め問題から始めましょう。その際に、穴埋めするだけでなく全文を書いて論理の進め方を学んでください。
<効率的な勉強方法>
試験前に効率よく復習するには、問題集に書き込みをせずに間違えたところをチェックしておき、そこだけ徹底的におこなうとよいでしょう。
社会や理科の知識事項はカードを作成するのもおすすめです。表に問題を書き、裏に解答を書いておくのです。できた問題はカードから外し、できなかった問題だけ残しておけば試験前に威力を発揮します。英文暗記にもカードは使えますね。
いずれにしても早めに準備に取り掛かり、自分に合った方法で勉強を進めてください。
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