
中学入試、高校入試が一段落しました。
公立高校入試の発表はもう少し先になりますが、当塾でも努力が報われて第一志望に合格した生徒や、残念ながら希望の学校に行けなかった生徒などさまざまです。
第一志望に合格した人は希望に燃えて新しい生活をワクワクしながら待ち望んでいることでしょう。
逆に希望する学校に行けなかった人は複雑な気持ちで毎日を過ごしているかもしれません。
しかし考えてみて下さい。この受験結果が人生の全てを決めるわけではありません。むしろ、失敗の経験を活かして次のステップにどう立ち向かっていくかこそが大切です。中学入試や高校入試でうまくいかなかったとしても、まだ大学入試が控えています。
まずは、なぜ思うような成果が出せなかったのかを冷静に振り返って、次に向けてどう行動すればよいのかを考えましょう。間違えたところをそのままにして同じミスを繰り返してしまったのではないか、公式の意味を理解しないで暗記しただけに終わったのではないか、あるいはただただ勉強をさぼってしまったのか、などです。
40年以上指導してきた経験上、結果が出なかった人の場合、塾に頼り切っているケースが多いような気がします。大手塾に通っているだけで安心してしまい、与えられたものだけこなしている人は、いくら勉強時間が長くても思うような成果が出ないことがあります。
勉強は教えてもらうものではなく、自分で積極的に脳を使って理解していくものなのです。
個別でいくらわからないところを教えてもらっても、それだけでできるようになる人はむしろ少ないのが事実です。自ら類題を解き何回も間違えて初めて身につくものなのです。そうすることで自分の脳は鍛えられていきます。
マンツーマンシステムはそれがわかっているからこそ、教えることのほかに自分の頭を使って解くことを大事にしているのです。
さあ明日からと言わず今日から次の段階に向けて一歩進みましょう。何年かして振り返った時に、あの時の痛みがあったからこそ今日の喜びがあるのだ、と言えるようにがんばってみてくださいね。
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